Plaud NotePinをセールで買って気づいた、Proの液晶のありがたみ
Plaud Note Proを買ったのは去年の11月のこと。5か月ちょっと使ってきました。使い心地や無制限プランの価値については先日まとめたばかりなので、気になる方はそちらもどうぞ。

で、そのProを使い続けている最中に、Plaud NotePinを追加で購入しました。
理由はシンプルに、セールが来たから。それが一番大きい。
もう一つ挙げるとすれば「形が変われば使い道も変わるんじゃないか」という期待。板状のProを5か月使ってきて、ある程度ユースケースが固まってきた感覚があった。全く別の形のデバイスを使えば、自分でも気づいていなかった使い方が出てくるかもしれない、と思って。
この手のデバイスって、マイクがいくつとかバッテリーが何時間とか、そういうスペックよりも「普段どれだけ自然に使えるか」の方がユーザー体験に大きく影響すると思っていて、その意味でも、形が変わることで全く別の体験が得られるかも、と期待しての追加購入でした。
ただ、正直に言うと、今のところはProの方が好きです。
理由は後で話すけど、まずは届いて数日の感想から。なお、この記事を書いている段階でまだPinはほとんど使えていないので、あくまでファーストインプレッションとして読んでください。
開封して最初に思ったこと:本体のビルドクオリティは文句なし

Pinを手に取ってまず感じたのは、本体のクオリティの高さでした。金属製の筐体で、サイズ感もいい。私の親指より少し小さいくらいのカプセル型で、軽くてしっかりしている。
付属品は、クリップ付きアタッチメントとクリップなしのマグネットフレームの2種類。日常的に使うのはクリップ付きの方がほとんどだと思います。
嬉しかったのが、専用充電器の設計。ケーブル一体型ではなく、USB-Cケーブルを差し込んで使う方式になっていて、ケーブルがへたっても交換できる。本体をパチッとマグネットで吸着させるタイプの充電ドックで、これもよくできている。こういうところの設計は丁寧だな、と思いました。
アクセサリーの値付けは、正直ちょっと正気を疑った

セールのついでに、公式サイトでネックストラップとリストバンドも一緒に購入しました。
割引価格で両方とも550円だったので、まあいいかと思っていたんですが、届いたものを見て「あ〜」となりました。
実用上は問題ないんだろうとは思う。ただ、高級感はまったくない。チープです。正直なところ、ダイソーで100円で買えそう、くらいの感触。
問題は定価を見たとき。公式サイトだと両方とも3,410円で、合計7,000円弱になる計算です。多分、単体で買うことを全く想定していない値付けなんだろうとは思うんですが、この定価でこれが届いたら「二度と買わない」ってなると思う。割引で550円なら納得できるんですが、そのギャップが大きすぎる。
こんな値付けにするくらいだったら、最初から同梱してくれた方がユーザー体験は良かったんじゃないかなぁ、とはちょっと思います。
ちなみに実用上の注意として、リストバンドに本体を取り付けたままでは充電できないようです。普段からリストバンド派の人にはちょっと使いづらいかも。ネックストラップは長くしすぎると服との衣擦れ音が録音に入りそうで、今のところあまり積極的に使わないんじゃないかなという印象です。墜落防止の紐にはなるけど。

「マイクゲイン」という設定項目が、Proにはなかった
アプリの設定画面を触っていたら、「マイクゲイン」という項目が出てきました。0〜30dBの範囲で調整できて、初期値は24dBに設定されていた。

Proの設定画面ではこの項目を見た記憶がなくて。おそらくProはAI指向性収音技術でゲインも自動的に処理してくれているんだろうと思うんですが、Pinにこの設定項目があるということは、逆に自動調整がないのかな、とも思いました(※あくまで推測です)。
困るのが、液晶もゲインメーターもないので、今どれくらいのゲインで録音できているか確認する手段がないこと。普通のボイスレコーダーならゲインメーターを見ながら調整するはずで、いくつにするのが適正なのか分かりようがない。とりあえず初期値の24dBのままにしてあります。オートにできればよかったのに。
液晶がないと、こんなに不安になるとは思っていなかった

これが今回一番の気づきです。
Proを5ヶ月使ってきて、液晶の存在をほとんど意識したことがなかった。当たり前すぎて。でもPinを使い始めて、液晶がいかにありがたかったかを初めて実感しました。
一番困るのはバッテリー残量です。アプリを開かないとわからないし、アプリで確認できるのも「フル充電」「十分」「中」「わずか」「充電が必要」の5段階表示でパーセント表示もない。今どのくらいあるのかが感覚でつかめない。
操作の確認もそう。今デバイスがどういう状態にあるのかを、小さなLED一つから読み取らないといけない。ちゃんと操作できているか不安になる時があります。
以前Proのレビュー記事で「胸ポケットに入れると音がこもる」問題を書きましたが、それを解決しようとしてPinを試している側面もあります。Pinならクリップで外側に固定できる。でも実際に使ってみると、状態確認のしやすさでProに大きく劣ることを実感して、それがまたProへの愛着につながっています。

Pinにしかないメリット:「探す」機能は素直にありがたい
不満ばかり書いてきたので、Pinならではの良い点も。
Appleの「探す(Find My)」機能が使えます。クリップのマグネットが外れて落としてしまっても、一応場所を探せる。これは素直にありがたい。特にクリップで外側に固定する運用だと、どこかで外れるかもしれないという不安があるので、「探す」でカバーできるのは安心感があります。

またアプリの左上からProとPin、どちらの端末を使うか切り替えられる設計になっていて、1つのアカウントで両方管理できます。文字起こしやサブスクも同じサービスを共有できるので、追加コストは本体代だけ。サブスクのプラン選びについては別記事にまとめているので、参考にしてみてください。

結局、Pinが本領発揮するのはこういう場面だと思う
じゃあPinはいらない子なのかというと、そういうわけでもなくて。
Proが苦手とする使い方、つまり「歩き回りながら使う」「デバイスを常に外に露出させて録音する必要がある」場面では、Pinの方が明らかに向いていると思います。

以前のレビュー記事に書いた通り、Proをスーツの胸ポケットに入れて使うと音がこもりやすい。マイクが4つあっても、ポケットの中ではその恩恵をあまり受けられない。Pinであれば、クリップで胸ポケットの外に固定したり、ネックストラップで首から下げたりする手段が複数あって、デバイスを外に出した状態で固定できます。
例えば外回りや内見の立会いなど、机の前で録音することが事実上難しい状況であれば、ProよりもPinの方が合っていると思います。
ただ録音品質(マイク2つ vs 4つ)の実際の差はまだ検証できていないので、これはこれから試していく予定です。
今のところの結論:私はやっぱり、液晶付きのProが好きだ
まだ届いて数日なので、適切な比較ができているかはわからないけど、今の時点での正直な感想です。
液晶があることのメリットは、Proを使っている間は空気みたいに当たり前すぎて気づかなかった。でもPinを手にした瞬間に、そのありがたみをひしひしと実感しました。バッテリー残量、操作の確認、ゲインの状態。「今デバイスがどんな状態か」を把握するための情報が、液晶一枚で全部まかなえていたんだということを、なくして初めて知った形です。
最初に買うなら、間違いなくPlaud Note Proの方をおすすめします。Proのファーストインプレッションから読んでもらえると、導入の経緯がわかると思います。

これからいろいろ使っていく中で「あれ、Pinの方がいいじゃん」となるポイントも出てくるかもしれない。録音品質の比較もできていないし、長期的に使ってみてどう感じるかはまた記事にしていきたいと思います。

