Claude Proに戻した数日後、私はMaxに出戻った。今回は一時的な投資
Claudeに再び課金することにして、MaxではなくProプランで生き抜くと決めてからまだ数日。
その舌の根も乾かぬうちに、私はMaxプランへ出戻りました。
Proの中でどう枠を節約するか、あれこれ工夫を書いたばかりです。なのにこの手のひら返し。
ただこれ、一時的で、やむを得ない出戻りです。何が一時的で、何がやむを得ないのか、順に書いていきます。
MaxはMyBrainを一気に育てるために戻した
そもそも私がClaudeにお金を払う一番の理由は、セカンドブレインです。
これまでの相談記録も、私生活のプロフィールも、全部Markdownで貯めた「MyBrain」という置き場に放り込んである。
Claudeが毎回それを読んで、私の事情を分かった上で答えてくれる。そういう環境を作りたい。それが課金の動機です。

ただ、この置き場を「使える道具」にするには、導入初期にひと山ある。ありとあらゆる私のデータを一気に食わせて、その生データから私の考え方の癖を蒸留させる。そのうえ、学びを格納するMyBrainの構造そのものも、できるだけ頭のいいモデルに自己批判的にレビューさせて、直していく。ここをさっさと済ませたかった。
さっさと済ませれば、MyBrainは早く私の助けになる。
逆にダラダラやると、「結局セカンドブレインとか言っても、育てるのに時間かかるし実用にならないな」で終わる。それが一番嫌。だからこの1ヶ月だけ、と区切ってMaxに上げた。5倍の枠を、育成の初速に全部ぶつけるために。
同じ“1か月一気に”でも、前回とは疲れ方が違う
でも、私は既に「期限を区切って一気に」作戦で失敗してます。3月に。
あの当時と行動の形はそっくりだけど、中で起きている疲れの質が、はっきり違う。
前回のMaxは、とにかく「枠を使い切らなきゃ」が全部に先行していました。使い切るという大目標のために、無理やりタスクを生み出す。しかもそのタスクが、生活の改善につながるものというより、「AIがあればバイブコーディングできるんだから、何かソフト作らなきゃ、次は何作ろう」みたいな、実生活に役立たない発明ばかり。その捏造したタスクのために消耗していた。
今回は違う。芯にMyBrainがあるから、やることが全部、実生活に地続きなんです。
報告書の作り方を直す。ブログ運営を改善する。新しいツールを入れてみて、うまくいかない所を試行錯誤で乗り越える。どれも「枠を消化するため」じゃなく、「生活で必要だから」出てきた本物のタスク。
判断疲れ自体は、あります。短い期間にいっぱい決めなきゃいけないので、そりゃ疲れる。
でも、枠を埋めるために空回りしていたあの消耗とは別物です。同じMaxでも、動かしているタスクのDNAが違えば、疲れ方はここまで変わる。これはすごくいい感覚。
高いモデルは仕組み作りにだけ使えばいい
じゃあ実際どうやったか。
最初はGenspark経由で呼んだClaudeに、MyBrainのフォルダ構成のたたき台を作らせました。
それをFableなりOpusなり、それなりに上位のモデルにレビューさせる。OKが出たら実データをInboxに入れてどんどん記録させ、多少貯まった段階で、もう一度Fableにレビューさせて改善点を洗い出す。
ここがミソで、洗い出した改善点は「ルール」として書き残しておく。将来Fableが使えなくなっても、「これはまずい」というルールさえ残っていれば、日々の記録のときにそれを踏まないように書けばいい。
あとは月1か週1くらいで、ルールに沿ってるかチェックする。このチェックは、Fableみたいな超高級モデルじゃなくていい。単純なルールならOpusでも、場合によってはSonnetでも回せる。
つまり、ひらめきと分析=一番頭を使う仕組み作りの部分だけを、今月のMaxでやり切る。ここさえFableやOpusの力で作れれば、来月Proに戻っても、残るのは安いモデルでも回せる作業だけ。
私はエンジニアでもないし、日常的にFableが要るかというと……いてくれれば便利だけど、マストじゃないんです。
Maxは高い。使い切れないのに払う割り切り
とはいえMaxは、やっぱり高い。
5倍のMaxでこの値段。20倍にすると料金は2倍ですが、枠はさらに4倍になるので、1枠あたりで見ればむしろ割安になる。
でも「そんなに使うか?」というと、ぶっちゃけ今の5倍でも、毎週の枠を消化しきれるか微妙なライン。しかも最近は、各社が競うように利用枠をゆるめてくれている。「今週分もう使い切るかな」と思ってた金曜あたりに「枠リセットしといたよ」と来て、週末まるまる遊べたりする。
資本主義の競争原理、マジ最高

だから20倍にする必要は、今のところ感じない。5倍で十分です。
問題はむしろ、この価値でお金を生み出せているか。私は本業のほかに稼いでいるわけじゃない。
だからこれは「投資」と呼びたいところだけど、お金を生んでいない以上、正直に言えば投資じゃなく浪費。生活を良くするために払っている、と割り切るしかない出費です。そして割り切るには、やっぱりちょっと高い。
それでも払う価値は感じてる。
前に自分のMacにローカルのLLMを立てて、Open ClawでLINEから呼ぶ、みたいなことをやったことがあったんだけど、私のMacBook Pro(M1 Max・メモリ32GB)で動かせるモデルは、正直そこまで賢くないし、遅い。快適とは程遠かった。その現実を知っているから、外出先からでも家のMacのMyBrainを読めるClaudeを、枠をほぼ気にせず使える——この快適さのありがたみが、身にしみて分かるんです。
だから8月、またProに戻す
なので、もう手は打ってあります。
今の請求サイクルが終わる8月頭に、自動でProへダウングレードされるよう予約済み。
年払いじゃなく月払いにしてあるので、次のサイクルからスッとProに戻る。
「1か月だけ」を、意志の力じゃなく仕組みで守る作戦です。まあ、戻す直前になって「やっぱりMax続けるか」と言い出す自分も、いる気はしますけど。
戻ってからが本番。
気がかりは、毎日・毎週・毎月動く定期タスクを10個くらい仕込んでしまったこと。Proの枠で回してみて「思ったよりモリモリ食うやんけ」となったら困る。そこは8月に入って、実際に戻してから検証します。
幸い、手ぶらで戻るわけじゃない。
Maxにする前、Proで数日ジタバタして貯めた「枠を守る工夫」の知見がある。あれを土台に、Proでどこまでやれるかを試したい。戻ってからが本当の勝負です。その結果は、また改めて書きます。

